機械紙巻きタバコの発売は手間いらない、散歩しながらでも喫えるとあっという間に普及して、今ではキセルや手巻きの人はほとんどいないでしょう。ゴールデン・バットの愛好者も少ないですが。置いてあるお店・自販機もめったにないくらいだからぼくみたいに近所に3軒も売っている場所があるのは珍しいですが、先年のタバコ一斉値上げでバットに転んだ喫煙者が増えたのかも。
バットは愛好者が少ないからかとかく馬鹿にされがちで、セロファン装でないとか(なくてどこがいけない?)フィルターがないとか(両切りだから当たり前、それが好きで喫っているんだから)クズ葉を使ってるだとか(典型的な誹謗・中傷のデマ。これがクズ葉ならブレンドは最高だよ)と肩身の狭い思いをしてきたのです。
ぼくは文学部日本文学科の学生だったので時代風俗考証をしてゴールデン・バット=文学青年というプライドを持ってバット一筋です。だから安いのか?
でもマルボロ110円なら転ぶかも(笑)。よく欧米諸国ではタバコはもっと高いとか、値上げによって喫煙者が減れば国民全体の健康の増進にとか、論点をすりかえたことを平気で口にする行政関係者がいますが、これだけ一気にタバコ税を引き上げたなら税収の具体的な有効活用の成果を見せてほしいものです。