人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

緑内障のお勉強(2)

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(続き)
Q・眼圧が正常なのに緑内障
A・最近では眼圧が正常範囲なのに視神経が障害される「正常眼圧緑内障」と呼ばれる緑内障も多いことがわかりました。日本人の緑内障の約7割がそうです。眼圧は正常範囲でも視神経は傷つきやすいので、眼圧を少しでも下げて視神経が傷つくのを抑えることが重要です。

Q・視野の障害と眼圧の関係は?
A・開放隅角緑内障では眼圧を低くするほど視野障害の進行が抑えられます。

Q・眼圧が正常なのに治療するの?
A・正常眼圧緑内障でも眼圧を30パーセント下降させることにより視野障害の進行が抑えられます。

Q・視野の障害はどのように進行する?
A・緑内障でなくても視野は加齢とともに少しずつ低下していきます。早期に緑内障と診断され眼圧を適正にコントロールすれば、加齢による視野の低下と同じくらいに抑えることができます。

Q・緑内障の治療は?(治療の目的)
A・緑内障の治療の目的は、眼圧を下げて今の見え方(視野)を保つことです。一度傷ついてしまった視神経は残念ながら元に戻ることはありません。一般的にまず点眼治療を行い、それでも下がらない場合はレーザーや手術などの治療を行います。

Q・点眼しても眼圧が下がりにくい場合は?
A・通常1種類の点眼薬から始めますが、効果が見られない場合は薬を変更したり、2~3種類の点眼薬を併用することもあります。点眼薬には「房水の排出を促す薬」と「房水の産生を促す薬」があります。

Q・毎日の点眼!定期的な受診!
A・緑内障は一生つきあっていく病気です。日常生活の制限はほとんどありませんが、医師の指示を守って毎日の点眼と定期的な受診を忘れないようにしましょう。

Q・よくある質問
A・目の使いすぎと緑内障の進行は関係ありません。読書もパソコンも気にせずに。日常生活での制限はありません。食事・水分は適正に。血圧と眼圧は関係ありません。コンタクトレンズも着用可、ただし点眼は外した時に。遺伝は危険因子となります。年に1度眼科検診を受けましょう。

Q・患者さんのご家族の方へ
A・緑内障の治療は長期に渡ります。治療には点眼薬により眼圧を下げることが大切です。点眼時間が決まっている時には「点眼した?」とお声をかけてください。

 以上でした。なんかおれ、一生ものの病気ばかりだな。