人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

ハロウィーン、その他のエッセイ

○コメントと断片より

(1)今までの記事では昨年11月29日掲載の「『こころ』総論」3編(書庫「小説・文学批評」)がかなりマシです。夏目漱石は同じ双極性障害として理解できるような気がします。「行人」など典型的な強迫性躁鬱小説です。

(2)「秘密」は読んでいませんが、清水玲子作品とのコラボですか。あの人はデビュー作からユニセクシュアル系耽美でしたから、納得できる気がします。記憶だと1984年か85年の「LaLa」でデビューだから、本当に息の長い漫画家さんですね。

(3)アメリカでハロウィーンが大々的に行われるようになったのは、やはり多民族の新興国だからだと思います。そういう国には伝統的行事というものがないわけです。コーヒーが普及したのもイギリスがアメリカの輸入に高い税率をかけるという圧力をかけたからでした。そこで「これからは紅茶ではなくコーヒーを飲もう」という政治集会が開かれました(ボストン・ティー・パーティ)。ハロウィーンについてもヨーロッパの祭りを新興国が取り入れたので、本家ヨーロッパよりも全国的に盛大に普及したのでしょう。もっとも70年代の建国200周年からは同じアメリカ人でも出身民族意識が強くなり、必ずしも国民的行事ではなくなりつつあるようです。
的確なコメントいただいたおかげで記事の訂正や追加ができ、ありがとうございます。このリコメは本文記事に転用させていただきます。ご了承ください。

(4)避妊のため子宮をひっくり返す、というのは表と裏を逆にする、ということですか?そんな、クラインの壺みたいなことをよくもまあ思いついたものですね(日本の島尾敏雄「夢の中の日常」1949という小説では、胃に手を突っ込まれて体が裏表になります)。まあ2~3年くらいなら避妊しなくても妊娠しない場合がある、と「家庭の医学」にも書いてありました。いろいろな意味でおめでたい話ではありませんか。

(5)ぼくは自宅療養なので、週に一度の通院も気晴らしになっています。ぼくの場合そのくらいマメに通わないと、病状が悪化した時手遅れになるのです。
楽器は久しぶりに練習したので、楽しくて仕方ありませんでした。昔のレパートリーは今でも暗譜しているので、少しずつやり直していこう(クラリネットで吹ければサックスでも吹けます)と思います。