人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

「Taxman」その他のエッセイ

○コメントと断片より

(1)'Taxman'はかっこいい曲ですね。高校生の頃、当時人気バンドだったザ・ジャムの'Start!'という新曲がまるっきり「タックスマン」の換骨奪胎だったのを覚えています。タイトルや歌詞は税務所員への皮肉ですが(同年のキンクスのNo.1ヒット「サニー・アフタヌーン」も同じテーマ。1966年は所得税・資産税が大きく引き上げられたらしい)、ブッカーT&MGズを擁するアメリカ南部の黒人音楽レーベル'Stax'風のタイトなアンサンブルを取り入れてダブル・ミーニングにしている(つまり(S)Taxman)、というのが近年の定説だそうです。ジョージ作品、というのも面白いですね(『ピッギーズ』というのもありますが)。

(2)大人の男で自分の娘に「死ね!」と罵る人もいるようです。「本当に死にたくなった」とお母さんに泣きついてきたそうです。こういうのはちょっと、いたたまれません。

(3)ありがとうございます。毎日2~3本ずつ、11月20日現在、もう27ジャズマン・45回目(1回で済まない人もいるので)まで書き進めました。ジャズの連載は1日1本で、もう1本はよもやま話になります。毎回3枚(携帯表示の限界)ずつ代表作をセレクトしますので、ご参考になれば、と思います(ご意見・質問・感想・リクエストもお待ちしています)。

(4)レンタル店もない町に住んでいるので、購入以外見る手はなさそうですね。YouTubeにはかなりお世話になっていますが、やはりフル・アップはクレームがついてすぐ抹消されるようです。最近見たのでは「ちょびっツ」というCLAMP原作の深夜アニメ(2002年)がなかなかでした。

(5)ぼくが詩を読むようになったのは80年頃からでしたので、たぶん北川透の解説に惹かれて立中潤遺稿集2冊を古書で買いました。売れ行き次第ではもう1冊出したい、と出版社の月報にありましたが、出ませんでしたね。
氷見敦子さんは当時の女性詩のブームでは大人しい人だな、と「現代詩手帖」の年鑑号などで思っていましたが、急に凄みのある作品が発表され始めたら急逝し、図書館で遺稿詩集を読むととんでもないものでした。全集の刊行を待ちわびて買いました。
こうして反響をいただくと、稚拙な記事ですが書いた甲斐を感じます。こちらこそ、ありがとうございました。