人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

障害者手帳、その他のエッセイ

(1)手帳の等級は痛し痒しですね。管轄が県の保健庁だから効率が悪いし、ぼくが直接・間接に知った例でも無茶苦茶です。いきなり1級から3級にされたり、その逆だったり、なんの根拠もないし思い当たる原因もない。異議申し立てもできるけれど形だけで却下される。予算枠から算定して振り分けているとしか思えません。実際の病状を反映しているならともかく、鬱なら3級、躁鬱なら3級か2級、統合失調なら2級か1級、という自動的な振り分けの疑いもあります。アルコール依存症と診断された時期もあると懲罰的に等級が下げられる。年金額はおよそ2万円ずつ差がありますので、実際に経済的にもメンタル的な事情で不自由でしたら等級が高いに越したことはない、と思います。福祉の分与を受ける正当な理由です。

(2)ぼくも映画はテレビかネット、DVDで、劇場から遠ざかっていますが、テレビ放映されれば何でも見ています。「スウィングガールズ」は面白かったですね。上野樹里のデビュー作だったのか(好み)。「フラガール」にせよ「書道ガール」にせよ余計な恋愛劇を持ち込まないのが最近の日本映画の良い傾向だと思います。「スウィングガールズ」はモダン・スウィングのビッグバンドになりますね。ディキシーはディズニーランドでやっているみたいなアレです。

(3)はじめまして。今回キャノンボールの主要作品をひと通り聴き返しましたが、本当に出来不出来にムラのない人ですね。逆に言えば実験性もないのが贅沢な不満になります。マイルス、コルトレーンとの3管セクステットを経験して何の影響も受けなかったのはすごいな、とも思います。

(4)「おジャ魔女どれみ」もいいアニメでしたね。ヒロインたちが小学三年生から始まり毎年進級していくので、六年生の卒業で終了したのが胸に沁みました。「明日のナージャ」を挟んで「ふたりはプリキュア!」が始まったのは長女が保育園年長組で、次女は最初からプリキュア育ちでした。しかしよくシリーズ10作目まで来たものですね。

(5)プリキュアらファミリー向けアニメと成年向けアニメの違いはなんだろう、と考えると、ファミリー向けアニメは理想主義なんですね。基本的には現実肯定的でもあります。成年向けアニメには背徳的要素が許される。そういう違いでしょうか。ぼくはどちらも楽しめますが(作品によりますけれど)。