人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

メリー・クリスマス2013

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働けないほどの精神障害者生活保護を受けて療養中の人間だって、クリスマスのロースト・チキンくらい食べたっていいだろう。本当はオーヴンがあれば、生のチキンレッグを買ってきて自分で下味をつけて、市販のお惣菜のロースト・チキンよりももっとおいしいロースト・チキンを料理できる。でも一人暮しでオーヴンを使うことなど滅多にないのでうちにはオーヴンはないから、画像に掲載したのはお惣菜で買ってきたロースト・チキンだ。

クリスマス・イヴには普段掛り付けの歯科、精神科、内科、眼科、薬局にお菓子の詰め合わせを贈って回った。どこも生活保護医療でも一般患者と区別なく接して下さる。そのせめてものお礼で、毎年しているのだが今年は特に喜んでいただけた。嬉しかった。歯科衛生士のヤマギシさんは来年三月出産で産休前最後の健診をしてもらったので、ヤマギシさんへのプレゼントにもなった。薬局の爽やか美人のマツモトさんもまるで友だちからのプレゼントのように喜んでくれた。嬉しかった。
たぶん幸せなことがあって心の澄みきった様子がにじみ出ていたから、純粋な感謝の気持が伝わったのだと思う。わかってくれる人には、わかるのだ。

今年は年の瀬になって、クリスマスの直前に恋人ができた。同年配の独身女性でご両親と暮しているし、仕事も持っている人だからイヴやクリスマスの夜をすごすことはできないが、クリスマス前の三連休にデートして前倒しのクリスマス祝いや年越し蕎麦も食べた。彼女は精神障害者であることも生活保護なのも気にせず、とても無邪気に、素直に、恋人同士になれたことを喜んでくれた。こんなに世界一可愛い女を人生最後の恋人にできたんだと思うと、これが最後にやってきた幸せで、その始まりなのが胸に迫った。

この先は現在進行形になるから、昔の女性関係は終ったことだから書けるけれど続いていく関係については書けないので、ブログ上で彼女に触れるのは今回限りだろう。二人あわせて百歳にもなる歳になっても二人ともまるで初恋のようだった。そんな風にここで会ったが百年目のような恋愛が始まり、初めて迎えた2013年のクリスマスだった。