人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

今日の正興軒vs.こーちゃん

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…とまあ、画像をご覧いただければ一目瞭然でまるで変化がない。ひょっとしたらこーちゃんのじいさんは店から出られなくなって、やむなく冬眠しているのではなかろうか。こんなプレファブ小屋に固定電話も引いてはなかろうし、携帯電話など持っているようなじいさんでもなさそうだ。営業中に雪が降って帰宅が面倒になり一晩を店の床で寝袋で過ごしたら出られなくなり、外部との連絡もとれなくなった。そんな作りの店がよく消防法にひっかからず営業できてたなと思うが、開業した時だけ設備をしておいて、後でどんどん削っていったとも考えられる。そういう大らかさが世の中にあってもいい。たとえヤキトリ屋こーちゃんのような事態に陥ろうとも、身の振り方は自分で決める自由があるほうがいい。

わざわざ取材(笑)しに立ち寄ったのではなく、昨日は訪問看護と歯科、今日は内科と眼科という具合に通る機会があったのだ。
こんな風に物事には変化がない、というのは妙に安心させてもくれれば、一方では確実に何かが壊れた、とも知らせてくれることだった。それが何かは確実には知りようがないことだが、日常というのは常に崩壊の予感の中で営まれている。それを改めて実感するのも悪くはない。自分の身にそれが起っても他人事のようにやりすごすのは馴れてきた。そんな感じだろうか。