人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

おぼえていないこともある( 後篇)

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すべて生き恥と思えばどうということもないが、前篇ですでに多くの(もともと多くはないから、なけなしの、というべきか)女性の訪問者からの顰蹙を買ったと思う。ぼくのイメージもこれまでだ。しかし女の子たちだってお店の宣伝のために体を張ってくれていたのだ。感謝は忘れたことはない。

「4件のアダルト関係取材写真」のうち3件は前回に掲載した。とどめの残り1件がこれ。「女装・赤ちゃんプレイ」のお店です。サラちゃんだったっけ?池袋の店で、前回の「逆夜這いプレイ」の店、さらに六本木の老舗SM店の「格闘プレイ」(六本木は昔からSMクラブの聖地だ)を半日でハシゴし、出版社で写真の上がりを待ってレイアウトを切り、明け方の印刷所への第一便までにネームを書き上げて担当編集者に目を通してもらい、担当とファミレスでよれよれのモーニングを食べて、通勤の流れと逆に電車に乗って帰る。こんな24時間~48時間不眠不休のぶっ続けの仕事で1本あたりのギャラは3万~15万、 妻の妊娠中から徐々に泊まりの仕事は断り、娘が生まれてからは昼間のみ、または持ち帰りで、ぼくはもう「使えない」ライターだと見なされた。そうでなくてもライターの定年は40歳程度で、編集者は若いライターを使いたがる。旬に詳しく、こきつかえて、安くあがるからだ。

不景気な話はおしまい。今回の情けない写真は36枚のなかから穏便なものを選んだが、ポルノ画像のトガで掲載不可になったら割愛せざるを得ない。そこで世にも貧相な「女装・赤ちゃんプレイ」の写真3点を解説しよう。
簡単に言ってしまうと、
写真(上)はセーラー服のコスプレサラちゃんに化粧されているところ(ぼくもセーラー服を着せられ百合プレイになるが、自分でもセーラー服姿がグロテスクで、セーラー服自体まずかろうと割愛した)、
写真(中)は膝枕の赤ちゃんプレイ(甘い声であやされながら耳そうじされている)、
写真(下)はなんだかんだ言って通常のヘルス店のサービスに移っていくところである。選べる写真がこれくらいしかない。
初対面の女性とほとんど全裸で性行為の擬似行為を雑誌記事のために演じるのは、彼女もぼくもそれが仕事だったからだ。要するに雑誌という媒体でのストリップティーズ、ポン引き仕事だった。率直に認めようと思う。サラちゃんは優しく性格のいい女の子だった。写真無事載るかな?