人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

Night And Day(夜も昼も)

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(1)ぼくはまったく逆の境遇にありますが、今日の記事は特に胸に沁みました。ひとりの時間しか持たない人間でも、ひとりではなかった時間の積み重ねがあるのですね。ただしぼくには「今はこの部屋にひとりなんだ」と強く自覚する必要があります。「だれかが部屋にいる」というのがぼくの主要な幻覚なので、幸せな幻覚であれ苦痛な幻覚であれ打ち消さなければなりません。今は寛解期と軽鬱期の中間といったくらいで躁鬱病にとってはベストの時期ですが、娘たちの夢や拘置所の夢など見た後は起きた後でもモヤモヤとした感覚(躁鬱病気分障害の一種ですから)に陥ります。そんな時にはいま自分がひとりでいることをしっかり感じられるかが心の安らぎになります。

(2)Yahoo知恵袋より。
質問-「タンジェリン・ドリーム」は「ピンク・フロイド」から影響を受けたと言われますが、どの曲を聴けばわかりますか?
回答-タンジェリンの第二作「アルファ・ケンタウリ」1971は全編に渡ってフロイドの第二作「神秘」1968表題曲の拡大版になっています。また、フロイドとのツアーで収録されたライヴ盤「リコシェ」1975はフロイドのニック・メイスン参加説もあり、再び「神秘」からの「太陽讃歌」を拡大した作品と言えそうです。付加すれば、「神秘」はイギリスで直後にホワイト・ノイズ「エレクトリック・ストーム」1968という模倣作品が作られるほどの反響を呼び、タンジェリンのデビュー作「エレクトロニック・メディテーション」1970はホワイト・ノイズに影響を受けた作品と見られます。
(アエリエル)

(3)実際に入院生活で間近に接してきた経験でも、統合失調症の「症」が「症候群」を表すように患者さんによって症状はまちまちです。昔の精神医学では躁鬱でなければ「その他」はみんな統合失調症(当時は精神分裂症)と診断され治療された、という証言もあります。ぼく自身の観察では慢性的な患者さんは幻聴・幻覚や妄想に支配されて現実感を喪失した状態にありました。軽度では問題ないが、重度では社会生活はおろか家庭生活すら不可能と思われました。しかしそれは安定期を失った躁鬱病でもあり得ることです。

(4)ぼくもストレスの多い生活を送ってきました。職も家庭も友人も失いました。それでも…明日は明日の風が吹く、と思っています。