人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

秋、その他のエッセイ

○コメントと断片より

(1)後にゴダイゴで活躍する浅野孝巳ははっぴいえんどのギタリスト候補でしたが、細野の「レコード会社のオーナーになるバンドにしよう」という誘いにコイツ馬鹿じゃないのか、と一蹴したそうです。

(2)成毛語録には大胆な英米崇拝・日本は未熟というのが多いですね。日本にはめずらしく大陸的(イギリスは島ですが)な感受性を感じます。ツェッペリンよりもマウンテンだろうと思います。

(3)フラワー・トラベリン・バンドのハーレーのジャケットは二つ折りで、裏にももう一人います。イージー・ライダーのイメージでしょうね。祐也さんに後ろに乗られたギターの石間さんは「気持悪かったです」と回願していらっしゃいました。
奈良橋陽子さんは芸能プロダクション経営に携わっていらした方で、フラワー・トラベリン・バンドのアルバムが作詞家デビュー作のようです。ゴールデン・カップスも内田祐也さんと関係が深いですから、奈良橋さんとゴダイゴを紹介したのも内田さんでしょう。本当に縁の下の働きが大きいのです。

(4)今晩は!神奈川はもう九月半ばから長袖です。ちゃんと布団をかけないと体を冷やしそうです。三島がどんな所か存じ上げませんが、よい天候に恵まれますように。

(5)ヒットしたのはキース・レヴィン在籍中の「コマーシャル・ゾーン」ヴァージョンなので、ボックス・セットでしか聴けません。これはよくできたボックスで(しかも廉価。送料込み1500円ほど)4枚組に78年~92年のスタジオ作8作品(ライヴ盤2作は割愛)がシングル、レアテイクを含めてほぼ全曲収録されています。ディスク1・2が83年まで、ディスク3・4がそれ以降で、レヴィン脱退後はっきり方向転換したのがわかります。ぼくにはレヴィン脱退はギャング・オブ・フォーからアンディ・ギル脱退(しませんでしたが)というのと同じくらい落胆しました。以降のアルバムは人から借りる程度だったのでボックス・セットはそれなりに新鮮に聴いています。

(6)涼しくなってきましたね。お大事に。よければリクェストを。ドイツ・メタルの元祖、Lucifer's Friend-Ride In The Sky(1970)です。さっきYouTubeでスタジオ・ライヴ見たらあまりに痛快で笑ってしまいました。