処方薬は種類自体は少ないが錠数は多いので、朝・晩と就寝前ごとにシートに分けてもらっている。これを分包(分包化)という。薬局ではパウチ用の機械を使ってこれを行うわけだが、患者(薬局だから客か?)が混んでいると当然待ち時間も長くなる。
一人や二人待ちでも15分~30分はかかる。だいたい一時間待ちになるので買い物に出るか一旦家(徒歩三分)に戻って一服するか、なのだが、今日は二時間待ちになるという。眠いし空腹も感じる。食事したら眠くなるし、寝てしまったらいつまで寝てしまうかわからない。なのでこの一文をしたためているわけだ。
-と、結局そこまで書いて味噌汁とイカの塩辛だけで一膳の食事をし、来月の生活扶助支給日まで10日間だな、と家計簿に予算の仕分けをする。水道、ガス、携帯電話の順で請求書が届くが、電気代だけはぎりぎり月末にならないと検針に来ない。このうちで変動値が一番大きいのが電気代だから、それがいちばん最後に知らされるのは家計が立てづらい。前年比で予算を立て、後から調整するしかない。
ご存知の通り滞納すると電話、ガス、電気、水道の順で止められる。電話は二か月滞納で一括払いしないと解約させられる。ガスも二か月だが分納応談して止めないでもらえる。電気料金は三か月目まで待って、分納できたはず。水道は隔月の請求だから四か月。なんか貧乏人が貧乏くさい話を書いているようだが、30年前の貧乏大学生には滞納ギリギリまで待ってやりくりしなければならないくらいだったのだ。
その時代に栄養失調で両手の親指の爪が湾曲した話は以前にも書いたが、30年かかって今ではだいぶマシになっている。だが30年!短いとはとても言えない時間だ。英語でジェネレーションとは30年だそうだが、世代交代するほどの時間を生き延びれば、栄養失調の痕跡も治癒した、ということだ。
今日はメンタル・クリニックに振り替え通院(いつもは月曜日)だった。ぼくのように毎週通院の患者は少ないので、今日は空いている日だった。先週はあまり後味よくない診察になったので、今日はメンタル面では安定しているのを前提に体調管理がもっぱらの話題になった。なんといっても血液検査で身体状態が極めて良好なのが疑いえないのが大きい。カロリー摂取も適切で代謝も良好。もうアルコール依存症などと言えないはずだ。季節の変り目でだるいのは仕方ない。