寝過ごした。受診は朝10時なのに枕元の時計は10時10分だ。徒歩1分のクリニックとはいえ寝起きの仕度はある。パジャマはトレーナー型だからズボンは着替えるが上はセーターと襟巻きでごまかす。
「空腹で服薬してもね」と主治医に言われている、「代謝が遅くなるからね」
「カップスープを飲んでから服薬しましたよ」
「うん、それならいい」と主治医、「空腹だと薬が下っていかないんだよ。出来れば牛乳1杯にバナナ1本くらいがいいんだけど」
それでもさらにコーヒー1杯・タバコ1本一服して出たから10分ほどかかった。その間何度も電話したが話し中で不通。まあこのくらいは待たされたりもするから、予約の取り直しってことはないだろう。
マンションから通りに出ると、探し猫の貼り紙を見つけた(上)。ペット探し探偵っていうのもいいな。見つからないよなあ。
案の定遅刻は問題なし。電話は実際長電話があったそうだ。この一週間は軽鬱状態とはいえ(だからこそ、か)安定している。いつもは問診後に病気について四方山話があるが、
「今日はあんまり時間取れなくてごめんねー」
と送り出された。ぼくとしても今は特に問題ない。よく食べ、よく眠り、テレビで放映されればどんな映画でも見て、後の時間はCD聴きながら読書、1日に1,000文字のブログ記事を2本。引きこもりの鬱にはここまで。直接他人と会うのが医療・福祉関係者のみなのは相変わらずだが、最低限の自己管理は出来ている。
薬局に処方箋を出し、駅前から福祉タクシー券(中)で市役所へ。徒歩20分と歩けない距離ではないが山道で勾配がきついのだ。タクシー券の期限は今月中。ちょうど往復分残っている。市役所への往復に使うのは実に真っ当な用途という気がする。
市役所では更新済みの自立支援医療証を福祉障がい課(この町ではこう表記する)に返却し、資源対策課(この町ではこう呼ぶ)に粗大ごみ(椅子1脚)障害者サービスで申し込み、帰り際に福祉課のHさんに挨拶してくる。「中村とうよう、自殺だったんですね」「え、そうなんですか」
Hさんは来年度も福祉課継続だそう。引き続き担当かはわからないがHさんがいるなら安心だ。タクシーで駅前(下)まで戻り、銀行から1,000円おろす。
薬剤師さんはみんな綺麗に見える。午後に見た映画はあまり面白くなかった。アニメ「銀魂」最終回?