人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

最近の返信コメントより

(1) 賃貸業者にもそれなりの理由があるのでしょうが、転出直前のタイミングというのが、いかにも気が効きませんね。ぼくの方は逆で、良くも悪しくも悠長と言いますか、4年前の契約更新から家財保険保留(業者が倒産したため)、2年前の契約更新は「これから書…

(補13e)ジョー・ヘンダーソン(ts)

Joe Henderson(1937-2001,tenor sax)。 のっけから訂正しておきたい。63年~69年のヘンダーソン参加アルバムは30枚だが、リーダー作は4枚ではなく5枚になる。 「ソング・フォー・マイ・ファーザー」の翌月、ヘンダーソンは立て続けに、 Duke Pearson:Wahoo(…

狐の嫁入り日記・7月14日(日)

「とにかくこの気候ですから」 と、訪問看護のアベさんが帰りがけに言った。「水だけは摂りすぎてもいいくらい飲んで下さいよ。後は塩飴なんかいいですが、ただの塩でもいいですから」 「だいたい大丈夫だと思います。麦茶だけでも一リットルのボトルを一本…

(補13d)ジョー・ヘンダーソン(ts)

Joe Henderson(1937-2001,tenor sax)。 この時期のブルーノート社の新人は才能の宝庫と言ってよく、これほどのエリート集団が弱小インディーズに集中した例は後にも先にもこの時期の同社ならではかもしれない。ブルーノート社はジャズの代名詞のように語られ…

また来たスパムメール(後編)

重複するが、この明らかな「振り込め詐欺」メールの前半部分を再引用して、前回載せきれなかった後半部分を掲載しよう。今までも数回この手の恐喝メールを掲載してきたが、名称や電話番号、メールアドレスは伏せていた。今回は手加減しないことにする。 * ※※…

(補13c)ジョー・ヘンダーソン(ts)

Joe Henderson(1937-2001,tenor sax)。 とっくにお気づきのかたもいらっしゃると思うが、追補として取り上げてきた面子はほとんどブルー・ノート社専属ジャズマンたちになった。ブルー・ノート社は品質は最上とはいえ、所詮は弱小インディーズなので、出世す…

訪問看護日記・7月12日(金)猛暑

ぼくが訪問看護を受けているというと、いったい何を看護されているのか疑問を持つ人もいるだろうと思われる。これが年配の人なら話は早い。 「おれなんか、もちろんなるべく若くてきれいな女を頼んでるよ」とオノデラさん(68歳)は言った、「やってもらうこと…

(補13b)ジョー・ヘンダーソン(ts)

Joe Henderson(1937-2001,tenor sax)。 60年代の新人でもヘンダーソンの存在感は大きく、所属会社も名門ブルー・ノート社だったから、伝統性と革新性をバランス良く折衷したテナーマンとして好感度も高かった-のだが、63年~69年の在籍期間に30枚ものアルバ…

不用品を売ってきた(通院日記7月11日)

17時45分、訪問者数延べ65人。昨日の予告では恐喝スパムメール(後編)のつもりだったが、すっとばす。 今日は内科に行ってきたので通院日記でもいいが、順調に体重を落として着衣で67kgになった。毎月の最初の通院日には採血検査があるが、悪くても標準値の上…

(補13a)ジョー・ヘンダーソン(ts)

Joe Henderson(1937-2001,tenor sax)。実に十数人ぶりのホーン奏者の登場になる。晩年のヘンダーソンはグラミー賞にも輝き、この人より偉いテナーはロリンズとショーターしかいないという名声に達した。ロリンズやショーターよりも早逝してしまったが、本来…

また来たスパムメール(前編)

今回は実名、というかどうせ偽名だろうが、名前も電話番号もメール・アドレスも伏せずに記す。 まずは前半を転載しよう。 * ※※※※※※※※※※※※ 最後通知ならびに重要な お知らせ ※※※※※※※※※※※※ 私、長谷川総合調査事務所の担当神谷と申します。 突然のご連絡失礼致…

(補12i)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 マッコイ・タイナーはコルトレーンのバンドで60年の「マイ・フェヴァリット・シングス」から66年の「メディテーションズ」までエルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)とともに不動のメンバーだったピアニスト。それだ…

美とは何か(7月9日・猛暑・94人来訪)

タイトルに事欠き、まるで審美学のような題名をつけてしまったが、質素な生活を美と言えばともかく、ぼくの日常に美と呼べるようなものはなにもない。その意味でこのタイトルは、一種の反語になっているわけだ。美とは何か?ぼくには無縁のもの。なくても別…

(補12h)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 アルバムでは十分な実積を積んできたとはいえ、ライヴではまだハッチャーソン自身に集客力はなかった。67年夏にはミンガス・ジャズ・ワークショップから独立したアルト奏者ジョン・ハンディのグループに参加する…

通院日記・7月8日(月)真夏日

昨日の記事に補足しておきたい。このくだりだ。引用しておこう。 「ぼくの長女の七夕の願いは、保育園の頃から毎年、『みんなのねがいがかないますように』だった。 『だってお願いがかなわない人がいたらかわいそうでしょ』-教会に通わせたわけでもないの…

(補12g)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 63年のブルーノート社との契約以来、ハッチャーソンにもようやくリーダー作の機会がまわってくるようになったのが65年だった。そのかわり66年には3枚しか仕事がない。 Joe Henderson:Mode For Joe(画像1)66.1.27 …

七夕日記・7月7日(日)猛暑

さて、七夕当日がやって来た。今日も猛暑で、わが家にはエアコンなんてないから(だから8Aだ)水浴びして汗拭きタオルも欠かせない-これを書いている今も、トランクス一枚だ。 山陰地方では一部の行事は一か月遅れで、雛祭り4月3日、七夕8月7日という。旧暦が…

(補12f)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 初リーダー作「ダイアローグ」は、実質的にはアンドリュー・ヒルのリーダー作と言ってよかった。しかしこの作品、ヒル自身のアルバムよりも前衛性とキャッチーさのバランスが良く、なにより曲そのものがいい。こ…

七夕前夜日記・7月6日(土)真夏日

ぼくのような実体があるのかどうか知れないような男でも、当然ながら食事はする。昨夜は下味つきの豚肉のしょうが焼き(画像上)を卓上コンロで焼肉感覚でフライパンで焼きながら直接食べた。100g78円と、豚肉としては底値ではないだろうか。 底値といえばぼく…

(補12e)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 ここで異色のアルバムが入る。インパルス社からの、 The New Wave In Jazz(画像1)65.3.28 -で、コルトレーンを親分にアイラー、シェップ、トリヴァー、モンカーら先鋭的若手グループが競演したライヴ盤。CDでは…

誕生日日記・7月5日(金)曇り

今年は建国記念日の花火打ち上げはなかったようだ。ぼくが物心ついてから去年までは、20時~21時に必ずあったのだが。記念日のお祭りもなかったのか、それとも土曜日に先送りするのか。アメリカ人の建国記念日意識は強いから、不思議だ。 (ここでドアのチャ…

(補12d)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 次回でやっとハッチャーソン自身の初リーダー作をご紹介できるが、今回紹介分を含めてリーダー作以前のハッチャーソンのサイドマン参加作12作は、どれも60年代ジャズでは必聴レヴェルと言える。さすがにグラシャ…

誕生日前夜なのに

昨夜から小雨がパラつく天候。どちらかというと夜に降り、米軍基地の花火大会をおシャカに…といっても土曜日とかに繰り下がるだけなんだろうな。思い出してみたら、7月4日~7月5日の雨降りは一度もない。大したものだ。 それに自分にとってわずらわしいとは…

(補12c)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 ハッチャーソンには初リーダー作までさらに6枚の参加作があり、いずれも64年度録音作で、ブルーノート社がいかにこの新人を買っていたかわかる。6枚すべてが意欲的な作風で名作・傑作・秀作・佳作のいずれかに該…

続・離婚のいきさつ(7)

ぼくが体をこわし、仕事は断念して家事専業になり、精神疾患の兆候が現れたのもこの時期になる。気力で持っていたのは次女の看護や入院中だけだろう。ぼく自身が食欲もなく、通院点滴でどうにかしていた。 それまでは気力で保っていたが、翌週から一か月は育…

(補12b)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 前回掲載のエリック・ドルフィー「カンヴァセーションズ」「アイアン・マン」は、悪名高い名物プロデューサーのアラン・ダグラスに買い叩かれた全9曲を2枚に分けて発売されたもの。ソロ、デュオ、セクステット、…

もうすぐ誕生日

昨夜は深夜零時を待つうちについつい眠ってしまい、ハッと気づいて起きたら寝過ごしていて、一時間遅れでアップするともう十数人の訪問があっていたく恐縮しました。 半端に居眠りしたからかその後は眠れず、これで二週間に三回の遅刻だな、と反省。こういう…

(補12a)B・ハッチャーソン(vib)

Bobby Hutcherson(1941-,vibes & marimba)。 このシリーズは(47)(48)のジミー・スミス、レッド・ガーランドから(補10)(補11)のアンドリュー・ヒル、ラリー・ヤングまでピアニスト11人、オルガン2人を連続してご紹介した。今回は目先を変えてヴィブラフォン&…

通院日記・7月1日(月)晴れ

今朝も無駄に早朝覚醒してしまい、二度寝してもまだアニメ一回分見る程度の余裕はあった(ひと月前にはDVDすら見られなかった。この二週間は「ちょびっツ」「涼宮ハルヒの憂鬱」「魔法少女まどか☆マギカ」を繰り返し見ている。しかし昨日まで「ちょびっツ」の…

(補11g)ラリー・ヤング(org)

Larry Young(1940-1978,organ)。 今回でラリー・ヤング編は完結するが、享年38歳にしては作品数がいかにも少ない。アルバート・アイラーやアンドリュー・ヒルですら、アルバム枚数やライヴ記録はヤングよりずっと多い。晩年までヤングは次第に奇行が目立って…