映画
今回でコスミック出版の廉価版9枚組DVDボックス『ジェラール・フィリップ・コレクション』収録作品の年代順紹介は終わりです。既刊の『フランス映画パーフェクトコレクション』に収録されていたジェラール・フィリップ主演・出演作『肉体の悪魔』'47、『パル…
この『ジェラール・フィリップ・コレクション』は実に重宝な廉価版DVDボックスで、収録作9本中3本もの日本未公開・日本盤(世界?)初DVD化作品が含まれ、既刊の『フランス映画パーフェクトコレクション』に収録済みのフィリップ主演作5作を合わせれば'44年の…
ヤフーブログも8月末日で新規記事の投稿が終了になるようですので、1日1本の映画日記もどの辺で打ち切って他ブログに移行しようか思案中ですが、フランス映画を1か月観てきたあとは別の国・時代の切り替えたいとは思うものの前回までに取り上げたコスミック…
いやあ観た観た、今回でコスミック出版の廉価版10枚組DVDボックス『フランス映画パーフェクトコレクション』の続刊から3セット・30本の映画の感想文は終わりで、まだ続刊の『フランス映画界の至宝~ジェラール・フィリップ・コレクション』 (9枚組)は残って…
大なり小なりフランス映画史上外せない作品が並ぶので『フランス映画パーフェクトコレクション』続刊の30本は、今回で27作まで連続視聴してくると9割が学生時代までに観たことがある作品とはいえ、50代半ばの筆者には40年~30年前に観たきりの作品もかなりの…
コスミック出版のDVD10枚組のパブリック・ドメイン映画廉価版ボックス(各巻1,800円)から、今回は『フランス映画パーフェクトコレクション』続刊の『情婦マノン』『嘆きのテレーズ』『フィルム・ノワール 暗黒街の男たち』からの30本をご紹介していますが、昨…
コスミック出版の『フランス映画パーフェクトコレクション』続刊からのご紹介も後半に入りましたので、年代順に3本ずつ全10回に渡って取り上げている各巻の収録作品を再び上げておきましょう。 ○2018年9月25日発売 [ フランス映画パーフェクトコレクション~…
今回からが'40年代でも第二次世界大戦後のフランス映画になります。廉価版DVDボックスセット『フランス映画パーフェクトコレクション』にはパブリック・ドメイン作品でも名作と名高い作品や定評ある監督、話題作が優先収録されているので(『ジャン・ギャバン…
コスミック出版『フランス映画パーフェクトコレクション』続刊3セット30本からの年代順視聴は今回から'40年代作品に入ります。'40年代と言ってもフランスは'39年~'45年は第二次世界大戦下だったのでこの時期の新作映画製作本数は減少しており、戦後も'48年…
コスミック出版の『フランス映画パーフェクトコレクション』はパブリック・ドメイン作品から選ばれた、フランス映画がサウンド・トーキー化された1930年から1953年(パブリック・ドメイン作品の年限)までの集成で、サイレント時代の作品は外されています。既…
昨年ご紹介した『フランス映画パーフェクトコレクション』(コスミック出版)の『ジャン・ギャバンの世界』第1集~第3集、『舞踏会の手帖』『巴里の屋根の下』『天井桟敷の人々』は6巻合わせて60本中'30年代作品26本(ギャバン主演作16本、その他10本)、'40年代…
自慢になるようなことではありませんが、この足かけ4年続けている映画日記は手間だけはかかっていて、1回分で映画3本には1本あたり5,000字くらいになるので1回で計1万5,000字強と分量だけでもやっかいです。あらすじや概要(製作事情)を文中におりこむと、ど…
書籍扱い流通のコスミック出版刊行による廉価版10枚組DVDボックスのシリーズはこの映画日記でもたびたび取り上げており、昨年4月には『フランス映画パーフェクトコレクション』で最初に出た『ジャン・ギャバンの世界』全3集30作、また9月には続いて発売され…
今回でバッド・ベティカー監督作品のご紹介はひとまず終わりで、ベティカーは'44年の監督デビュー(それ以前にコロンビアで60分強の中編戦争映画が'42年、'44年にノンクレジットながらあり)からコロンビアにB級フィルム・ノワール5作、インディー・プロのイー…
いよいよバッド・ベティカー監督の代表作「ラナウン・サイクル」7連作も後半に入ってきました。今回ご紹介する2作のうち『ライド・ロンサム(孤独に馬を走らせろ)』はジョン・ウェイン主宰のバトジャック・プロ製作の『七人の無頼漢』の路線をとハリー・ジョ…
バッド・ベティカーの映画は『美女と闘牛士』'51以前の作品は日本では未公開で、それ以降の作品も半数は日本劇場未公開だったのですが、2010年代になって初期作品はDVD発売で初紹介され、2017年には『七人の無頼漢』からの「ラナウン・サイクル」7連作の日本…
ついにベティカーの名を映画史に刻みこんだバート・ケネディ(1922-2001)脚本、ランドルフ・スコット(1898-1987)主演の、のちに「ラナウン・サイクル」と呼ばれるようになった7連作の第1作『七人の無頼漢』'56と第2作『反撃の銃弾』'57をご紹介できる番になり…
'53年度のベティカー作品は5作品ありますが最初の『海底の大金塊』(2月公開)と最後の『East Of Sumatra』(11月公開)は海洋SFアドベンチャーなので西部劇は『最後の酋長』『平原の待伏せ』(前回紹介)と『黄金の大地』の3作で、ユニヴァーサル社とは2年契約だ…
いつ頃から「ベティカーを知らないやつは西部劇を知らない」と言われるようになったかを思うと'80年代になってからでしたが、各種文化会館の古典・日本未紹介映画上映サークルが盛んになったのも同時期ながら、ベティカー作品は民生上映用16mm版もあまり出回…
1952年度アメリカ本国公開のベティカー作品は4作ですがそのうち西部劇が3作を占めるので、ユニヴァーサルでもベティカーは西部劇担当の監督とされていたのでしょうが、ノンクレジットながら監督デビュー年の'44年以前に2作の第二次世界大戦戦争映画を手がけ…
映画界入り以前に異色の経歴を持つ俳優は多いですが監督となると俳優ほどではないとはいえ、アメリカの戦後監督バッド・ベティカー(1916-2001)は大学卒ながらメキシコでプロの闘牛士をしていたという人で、ルイス・マイルストン監督の『二十日鼠と人間』'39…
フレッド・アステアは映画デビューから'53年の『バンド・ワゴン』まで27作のミュージカル映画出演作があり、コスミック出版の廉価版9枚組DVDボックス『ミュージカル・パーフェクトコレクション~フレッド・アステア』全3集には'50年の『レッツ・ダンス』を除…
前作『イースター・パレード』の大成功で華々しく映画復帰したフレッド・アステアは『バンド・ワゴン』'53まで7作の主演作に出演します。つまり今回と次回で『バンド・ワゴン』までのフレッド・アステア作品紹介は一応終わるのですが、以降のアステアのミュ…
コスミック出版の9枚組DVDボックス『ミュージカル・パーフェクトコレクション』の『フレッド・アステア』全3集に収められているのはパブリック・ドメインになっている『バンド・ワゴン』'53までの作品で、『バンド・ワゴン』はアステアの出演映画第27作です…
フレッド・アステア出演作も今回の3作で18作までをご紹介することになりますが、主演14作目の『晴れて今宵は』'42はRKO映画社専属から離れてフリーランスになってからの3作目『踊る結婚式』You'll Never Get Rich (Columbia'41)の姉妹作と言って良いリタ・ヘ…
アメリカ公開1940年2月9日、日本公開昭和15年8月の前作『踊るニュウ・ヨーク』はアステア映画で日本の太平洋戦争敗戦前まで最後の日本公開作になったので、年度順でご紹介しているアステア映画は今回以降戦後になってから日本公開される(または未公開に終わ…
売り上げだけが映画の価値を決めることにはならないのは当然ですが、ダンサー兼歌手というタレント性から映画俳優になったフレッド・アステアの場合、芸能人としての性格の強さからどうしても人気の推移が直接映画の興行収入に反映するのはいたしかたありま…
昔のことわざに「神輿(みこし)は軽くて馬鹿がいい」とありますが、アステア映画を続けて観ていると映画は素晴らしいのに主役のアステアはどうも軽い。顔が空豆みたいだとか笑うと表情が極端に左右非対称になるとか、そもそも粋人で洒落者ではあっても、超人…
この感想文を書いている段階ですでに10作を超えるアステア映画を年代順に観直し進めているのですが、1作ごとにそれぞれ違う趣向を凝らしてあるとは言え、アステア映画は基本がミュージカルになるわけです。アステアが性格俳優としてミュージカル以外の映画に…
フレッド・アステア(1899-1987)の出演映画はミュージカル映画が34作、一般映画が8作ありますが、ミュージカル映画のうち『ザッツ・エンタテインメント』'74、『ザッツ・エンタテインメント 'パート2』'76、『ザッツ・エンタテインメント パート3』'94は過去…