人生は野菜スープ~usamimi hawkrose diary

元雑誌フリーライター。勝手気儘に音楽、映画、現代詩、自炊などについて書いています。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自力で家電を修理する

今日(14日)は15年前に今は別れた妻と入籍した日で、挙式は20日。妻は妊娠六か月目だった。どうせだから独身時代の妻の画像(上)も載せてしまおう。目伏せをしていなくてもこんな20年前の写真から現在の彼女を看破できるとは思えないからだ。 結婚前まで彼女は…

(補9h)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 ハンコックはブルーノート社専属時代(61年4月~69年4月)の満8年間にリーダー作7枚、サイドマン参加作が35枚ある。63年5月からはマイルス・クインテットのメンバーにもなり70年4月までに15枚に参加していると思うと、ジャズ不…

通院日記・6月13日・木曜・雨

現在22:50分、訪問者は78人。また一時間で1000文字を書き上げねばならない。昨日もできたのだから今日もできるだろう。もっとも昨日は少し投稿が遅れる事態になったのだか、それは後で触れる。 今日6月13日は死んだ母の誕生日で、1938年生れだから生きていれ…

(補9g)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 ついにハンコックは一世一代の傑作を作りあげる。ドルフィーの「アウト・トゥ・ランチ」や、ショーターの「スピーク・ノー・イーヴル」とともにブルーノート新主流派の頂点をなすアルバムで、発売以来50年その評価は揺らぎな…

雨の日アニメ日記・6 月12日・水

ぼくの朝食は、ブラック・コーヒー(当然インスタント)で済ますことが多い。用事のない日はもちろんだが、用事のある日でも昼までには帰宅するから肉体的な疲労は少ない。むしろ疲労はメンタルから来るものが多い。ちょっと遠出するだけで視覚・聴覚をはじめ…

(補9f)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 ウェイン・ショーターがテナーの座について、いよいよマイルスの伝説的60年代クインテットの陣容がそろう。ハンコック、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムズ(ドラムス)はもちろん留任する。第1弾はヨーロッパ・ツア…

個人的な悩み・さまざまな悩み

現在22時55分、訪問者は71人。あと一時間で1000文字の作文できるか?できる。ぼくは腐っても職業文筆家だったのだし、最近の訪問件数は一日平均75人、昨日などは95人に上った。たぶんこれはこのブログが毎日更新しているからだし、もう一本のジャズ記事のほ…

(補9e)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 今回はブルーノート社からのサイドマン参加作品で、マイルスの来日ツアーからのライヴ盤'Miles In Tokyo'64.7.14を挟む。これは問題作で、秋のウェイン・ショーター加入に先んじてジョージ・コールマンを解雇し、サム・リヴァ…

通院日記・6月10日(月)晴れ

生活保護受給者だってたまにはポテトチップスくらい食べてもいいではないか。最後にポテチを食べたのは四、五年前だったと思う。チョコレートは今年のヴァレンタインにプレゼントをいただき、これは六年ぶりだった。世の中にこんな美味しい菓子があると驚愕…

(補9d)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 前回掲載した「インヴェンションズ&ディメンションズ」も全5曲がオリジナルだが、管楽器なしの編成で平均7分半を越える長さ通り、パーカッションに比重を置き、セシル・テイラー的なフリー・ジャズとは異なる発想から自由度…

「生活保護」で「精神病」であること

まず生活扶助基準の削減について。 生活扶助を10%下げるということは、現在働いている人たちの賃金が以前よりも平均10%低下している、ということが根拠でなければならないだろう。生活扶助が実際に10%引き下げられれば、労働基準で定められる最低賃金もさ…

(補9c)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 61年のニューヨークでのプロ・デビュー以来、60年代のハンコックはブルーノート社からのサイドマン参加作品とリーダー作、コロンビアからのマイルス・デイヴィス・クインテットのレギュラー・メンバーとしての参加作の三つに…

「病気」を治す「努力」

生活扶助受給者の再就職問題は深刻な困難があるが、その上に賃金引き上げや雇用促進を棚上げしたまま生活扶助を引き下げようという動きがある。要するに雇用者側には都合がよく、被雇用者には生活保護よりはまし、という構造を推進しているのだ。 不正受給者…

(補9b)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 まず掲載アルバムを挙げてしまおう。いずれもブルーノート社からリリースされた作品になる。 Grant Green:Feelin' The Spirit(画像1)62.12.21 Hank Mobley:No Rooms For Square(画像2)63.3.7 My Point Of View(画像3)63.3.19 …

生保受給者の社会復帰について

ぼくの文章はいつもまわりくどいが、今回はずばり核心から書く。生活保護受給者の社会復帰はほとんど不可能に近い。しかも単身世帯よりも夫婦、さらに子供のいる世帯ではなおさら厳しくなる。 再就職のためにもさまざまな出費がかかるが、生活保護世帯では衣…

(補9a)ハービー・ハンコック(p)

Herbie Hancock(1941-,piano)。 ハンコックの楽歴も半世紀を越えるがその間常に第一線におり、録音も当然膨大となるとデビューから巨匠の風格に至るまででひと区切りとしたい。その上ハンコックはリーダー作に匹敵する質量のサイドマン参加作があり、61年の…

生活扶助基準の「改正」について

生活保護受給者には、毎月「ふくしニュース」という広報が福祉課から送られてくる。以前訪問看護のアベさんに見せたら「実物を見るのは初めてです」と熱心に見ていたが、二重の意味でアベさんは驚いていた。まず文面が冷たいこと。突き放している、と言って…

(補8h)セシル・テイラー(p)

Cecil Taylor(1929-,piano)。 セシル・テイラー編最終回は74年までで終る。73年のテイラーは文献でも録音からも圧倒的だったと確かめられるが、仄聞によると74年に再来日(それほど73年の来日公演は好評だった)したテイラーはまるで別人だったらしい。この年…

視察職員がやって来た

一昨日(月曜)のことだが、通院と買い物を終えて部屋でぐったりしていると、 「Z市のMです」 と尋ね人があった。ぼくの病気は突然の来訪者には耐えられないほどつらい。Z市のどちらですか、と息も絶えだえに訊くと、福祉課です、と返答があった。最初から…

(補8g)セシル・テイラー(p)

Cecil Taylor(1929-,piano)。 この連載(全8回)ではテイラーの56年~74年の全作品を取り上げるが、ほぼ20年間で24枚は少なくないように見えるもののキャンディド社のように二回の録音でアルバム5枚という例もあり、実質的にはオムニバス収録も4枚あって、2年…

中途覚醒の現状

この最近は体調か軽鬱か、どちらもかが原因で中途覚醒や早朝覚醒がある。重鬱や重躁なら完全な睡眠障害に陥るから、較べればまだマシとも言える。ぼくの場合は睡眠障害は必ず食欲不振を伴うから、入退院を繰り返していた頃には何度か生命の危険があった。あ…

(補8f)セシル・テイラー(p)

Cecil Taylor(1929-,piano)。 久しぶりの新作、「ユニット・ストラクチャーズ」は人数は「ホットへの突入」と同じだが、アラン・シルヴァとヘンリー・グライムズのベース二人によるポリリズム効果が大きく、「カフェ・モンマルトル」で確立したユニットの音…

通院日記・6月3日(月)

訪問看護のアベさんはアニメは完結してからまず最終回を見て全編を見るか決める、という人なので、ネタバレを気にせずに話ができてありがたい。ぼくもネタバレうんぬんを気にする人は窮屈だと思う。嫌なら一切周辺情報をシャットアウトすればいい。都合のよ…

(補8e)セシル・テイラー(p)

Cecil Taylor(1929-,piano)。 テイラーは常に商業的成功をおさめた(あるいは商業的に有望な)アーティストには批判的で、この時期にはビル・エヴァンスを敵視して音楽性やメンバーの力量をこきおろしていた。エヴァンスがテイラーの評価に追いつき、さらに商…

離婚のいきさつ(3)

別れた妻は「あなたは最低の父親でした」と言った。離婚を決め民事訴訟で娘たちの親権もすべて自分のものにした以上、彼女は自分の判断に固執するだろう。その時、ぼくは「それならきみは母親としてどうだった?」と返したのだった。妻はなにも返さなかった…

(補8d)セシル・テイラー(p)

Cecil Taylor(1929-,piano)。 次の、 Cell Walk For Celeste(画像1)61.1.9&10 -も「エア」同様CD時代になってからまとめられた拾遺アルバムで、キャンディド録音のうち「ジャンピン~」と同じく「ニューヨーク~」セッションの未収録曲・別テイクからなる。…

牛丼とラーメン(2)

同じ題目の作文は先日掲載したが、肝心の牛丼とラーメンについては三行しか触れなかった。いや、わざわざそうしようとしてやったのではなく、ほんの少し別の話題から入ったらあのざまだったのだ。 登山に例えればちゃんと登山道を通るやり方も、我流のルート…

(補8c)セシル・テイラー(p)

Cecil Taylor(1929-,piano)。 テイラーはビル・エヴァンスと同年生まれで、奇しくも同じ56年9月にデビュー作を録音している。一般的な人気や音楽性への賛否とは別に、テイラーへの注目がデビュー直後から高かったのは第2作が早くも有名ジャズ・フェスティヴ…

通院日記・5月31日(金)晴れ

天気予報だと梅雨入り宣言して今日は一日雨だったはずだが、晴れじゃん(と首都圏方言で思った)?夜中は降ったが、日中は晴れならもちろんありがたい。今日は午後には訪問看護があり、午前のうちに内科に行かなければならない。 内科には高脂血症と高尿酸値血…

(補8b)セシル・テイラー(p)

Cecil Taylor(1929-,piano)。 アメリカの音楽サイトAllmusicのセシル・テイラーの項目は「彼の音楽は万人向けではない」と始まる。テイラーはバド・パウエルやセロニアス・モンクの正統的な後継者だが、バドへの「モダン・ジャズ・ピアノの開祖」、モンクへ…