2014-01-01から1年間の記事一覧
五つの赤い風船は西岡たかし(1944年、大阪生れ)をリーダーに1967年に結成され、1969年にレコード・デビューし、1972年の解散まで絶大な人気を博したグループ。当時は西岡たかしが多作するオリジナル曲の親しみやすさで人気を集めたが、現在では日本のアシッ…
[Japanese Movie Top 5] https://www.youtube.com/watch?v=n6q_skZgtIs&feature=youtube_gdata_player この動画の編者は割と偏った趣味で、5.『近松物語』(溝口健二・1954)、4.『西鶴一代女』、3.『浮雲』(成瀬巳喜男・1955)、2.『赤線地帯』(溝口・1956)、1…
https://www.youtube.com/watch?v=Q3hiFI52J78&feature=youtube_gdata_player 1.Swedish Pastry(~03:40)/2.There Will Never Be Another You(~10:30)/3.Move(~17:35)/4.Just A Gigolo(~18:45)/5.Relaxin' At Camarillo(~28:15)/6.I Remember Clifford(…
溝口健二『武蔵野夫人』(東宝1951) Exparts of Sequence https://www.youtube.com/watch?v=Q9vrFYuDl5E&feature=youtube_gdata_player https://www.youtube.com/watch?v=AiT1jRPLWbI&feature=youtube_gdata_player (宣伝資料より) 武蔵野の高台に住む良家出…
Speed, Glue & Shinki-"Eve"(Full Album)rel.1971.6.25 https://www.youtube.com/watch?v=8s2EIfUs-_0&feature=youtube_gdata_player (A)1.Mr. Walking Drugstore Man/2.Big Headed Woman/3.Stoned Out of My Head (B)1.Ode To Bad People/2.a)M Glue/3.b)Ke…
(ジャケット画像) (宣伝資料より) 船場の名家の末娘・お静(乙羽信子)とのお見合いに臨んだ若き骨董商の慎之助(堀雄二)は、お静ではなく付き添いの姉のお遊(田中絹代)に惹かれてしまう。 未亡人で一児の母であるお遊は、そんな慎之助の気持ちを知りもせず、…
これがローソンで本日、11月4日(火)から発売の「キュウべえまん麻婆豆腐味」らしい。お値段は少々お高く(税込み)165円。どうせなら耳(だよな、あれは)もつけてほしかった。 キュウべえまんの発売に連動して、こんなキャンペーンもやっている。 フィギュア全…
デイヴィッド・アレンさんは1938年1月13日生まれだから、あと二か月と少しで77歳になります。アレンさんの最初のバンドはアマチュアのデイヴィッド・アレン・トリオで、四人編成になりソフト・マシーンと改名して当時ピンク・フロイドとタメを張る最先端のヒ…
要するにルーシーはさ、とスヌーピーは言いました。コブシで語り合いたかったんじゃないの?-というのがこの賢者の犬の見解でした。文法的に限定すると賢者の犬の「の」は所有格ではなく形容副詞の「の」です。前者の用法なら賢者はチャーリーということに…
溝口健二(1898~1956)についてはどれでもいいから黙って10~20本は観て、それから話が始まる感じでしょう。20本というのはハードル高い本数ですが、溝口は24歳の初監督作品『愛に蘇へる日』から58歳の遺作『赤線地帯』まで88本の監督作品があります。第二次…
しょくぱんまんがするセックスはすべてジャムおじさんのまねごとでした。それはしょくぱんまんがセックスについて傍受した監視カメラで盗み見したジャムおじさんのセックスしか知識がなかったからです。それほどこの世界には性知識というものが普及していな…
かつてスヌーピーが望んだのは、ランプの人工的な光に照らされることでよりいっそう映えるような色彩でした。昼間の光には味気なく見えても構いません。彼が小屋にこもりきりになるのは夜でしたから……誰もが自分だけの部屋で孤独にいる時こそ快適であり、精…
ベーシスト/ヴォーカリスト・作曲家のジャック・ブルースが過ぎる10月25日に亡くなった。享年71歳。10年前にはすでにガン闘病を公表し、その告知を受けるように長年の不仲が知れ渡っていたエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカーとクリームの再結成コン…
スヌーピーはチャーリー・ブラウンの世話焼きを日ごろ干渉過剰に感じていました。飼い犬が手を噛むというのを実際にやってみたらどうなるんだろうな。酷たらしい殺人現場、むくろとなって横たわるチャーリー・ブラウン。その頃サングラスで顔を隠した一匹の…
さて後編はきちんとこの歌詞をRevisited(再読)していきたいと思います。この歌は全五連が独立しており、相互に物語的な関連性はありません。全五連に共通するのは歌詞の末尾がハイウェイ61で締めくくられているだけです。いわばこの歌は、最初からナンセンス…
一定の訳語が定着できない英単語にRevisitedというやっかいなニュアンスを持った言葉がある、というのが前回の題目でしたが、その時いくつか現代文学の古典を例に上げながら、これにも触れるとしたら一回分を割かなければならないぞ、とあえて上げなかったの…
Revisitedという、意味は簡単だが訳語にしづらい単語があります。文字通りVisitにReがついているだけですから再訪(再訪問)でいいのですが、実際にはReがつくだけで回数だけでなく質的にもVisitの意味が変化してしまうため、一定の訳語に定着できない厄介な自…
より正確に言えば、躁鬱混合状態というのがある。気分は鬱なのに躁的な活力には溢れているから、やけくそで狂言自殺を図ったりするのはこういう時に起こる。 躁自体が、何もできなくなるが常識的判断や理性は保たれている鬱とは大きく違って、コントロールを…
まだかなり嫌な鬱気分が晴れない。夜は寝ても熟睡できないし、昼間は気力がまったく起きない。生活リズムも整わず、今朝は月曜朝毎週の受診を寝過ごしてしまった。起きている時間が調整できないのだ。いつも眠いし、かといって十分な眠気は足りないような感…
スヌーピーの主張する通り、たとえルーシーがパインクレスト小学校の秩序を滅茶苦茶にしてきたからと言って、それがすなわちスヌーピーの危機にもつながるとは飛躍した見解でもありました。確かに彼はチャーリーの犬(端的に言えば)であり、ライナスの友人で…
ジャズがお好きな方でも60年代西海岸のアルト奏者、アール・アンダーザは偶然の機会がないとまず見逃してしまうだろう。ジャズでは珍しいことだが、この人は自己名義のデビュー作一枚きりのアルバム・リリースしかない。普通ジャズマンは先輩格のプレイヤー…
一週間以来鬱で、今日は何も書く気が起きない。仕方ないので下書き段階で放置していた作文を掲載することにしました。正確には、これは本題に入るまでで終わっていて、具体的に内容に踏み込むのは次回で、という書き方になっています。それなら次回はいつ書…
先日ようやくムーミン谷の話を終えた。あれはいくらなんでも夢オチという残念な終わり方をしたが、結末から逆算して書いていたら逆に結末の方を変えていたと思う。引き合いに出すのもおこがましいが『ドン・キホーテ』も『ガリヴァー旅行記』も、むろん『不…
そうした風変わりな趣味で他人を驚かせていたのも、すでに消え去った昔の夢でした。今のスヌーピーにとっては、過去の自分の行状さえも軽蔑の的であり、それはライラに手離されて再び子犬園に運命を託されていた数日間の深い絶望をくぐってきたからかもしれ…
第二章。 スヌーピーが引き取られてからブラウン理髪店の庭の居心地の良い小屋に落ち着くまでには、二か月以上の内装工事がかかりました。その間チャーリーはどれだけパインクレストじゅうを買い物してまわらなくてはならなかったでしょう。スヌーピーもまた…
スヌーピーはやれやれ、話にならんわといった仕草をすると、この際きみの言う通りだとしよう、だが今回のルーシーのターゲットはいずれも人間どうしのことだよ。それがどうして私にまで類がおよぶんだね? チャーリーが答える前にスヌーピーは先回りしました…
チャーリー・ブラウンの報告によると、ルーシーはライナスの毛布を引きちぎったかと思うとピッグペンから埃をはたき落とし、フランクリンに人種差別的な暴言を吐きながらペパーミント・パティとマーシーのおしゃべりに割って入って眼鏡を奪うと踏み割り、シ…
チャーリー・ブラウンの妹サリーを候補から外すなら、ルーシーことルシール・ヴァン・ペルトはパインクレスト小学校の女帝、ダーク・ヒロインというべき存在でした。いや、サリーなどはルーシーの弟ライナスに熱を上げ「私のすてきなバブーちゃん」と迫って…
彼の好きな食べ物はドッグフードはもちろん、チョコチップクッキーやピザ、アイスクリーム、ルートビールなどでした。ただし好みは気紛れで、大好物のはずのチョコチップクッキーやアーモンドクッキーのような「食べ物が中に入った食べ物」は嫌いと言うこと…
スヌーピーは知性を獲得するに従って、多くの仮装をするようになっていました。いわゆるコスプレであり、そのレパートリーは140を超えるとさえ言われています。ですが変装の多くが「世界的に有名な…」(The world famous...)という肩書きで始まるものが多い…