#その他映画
自宅病気療養中で一日に自炊二食(二食で約1,000kgcal)と食の細い筆者は、小腹が空いた時のために栄養補助食品やチョコレート、スナック菓子を常備していますが、特に好みもない(ただしポップコーンは苦手なので避けます)ので近所のドラッグストアでセール中…
チャーリー・ブラウンの報告によると、ルーシーはライナスの毛布を引きちぎったかと思うとピッグペンから埃をはたき落とし、フランクリンに人種差別的な暴言を吐きながらペパーミント・パティとマーシーのおしゃべりに割って入って眼鏡を奪うと踏み割り、シ…
サイレント喜劇のコメディアンたちは基本的には自作自演でした。チャップリンもデビュー間もなく監督を任され、キートンはロスコー・アーバックルの自作自演作品のレギュラー助演を一ダースほど勤めあげた後に主演俳優に抜擢され、自分のプロダクションを持…
前回に続き今回もコズミック出版の廉価盤DVD-BOX、『爆笑コメディ劇場』の収録作品解説です。チャップリンとキートンが各三枚、ロイドとマルクス兄弟が各二枚で10枚組2000円という破格のボックスです。ジャケットは掲載画像をご覧ください。 チャールズ・チ…
コズミック出版は日本の版権切れ廉価DVDメーカーで書籍扱いで主に書店とネット通販で販売されていますが単品は五百円、ボックスセットは10枚組2000円という廉価盤映画ソフト会社です。画像掲載の『爆笑コメディ劇場』はチャップリンとキートンが各三枚、ロイ…
喜劇映画の起源はフランスのマックス・ランデで、映画大国イタリアの喜劇王と言えばトトになり、アメリカではサイレント期にはラリー・シモンやハリー・ラングドンがキートンらと同格で、トーキー時代はW.C.フィールズ、ローレル&ハーディがマルクス兄弟に…
趣味などどこで決るか判らないもので、中学生の頃に繰り返し熱心に読んでいたのは小林信彦のエッセイ集でした。小説の二大傑作、「大統領の密使」「大統領の晩餐」は何度読んだか数えられないし、長編エッセイ「パパは神様じゃない」と「つむじ曲がりの世界…
今回はネタバレなしですので、ご安心を。 ぼくは買えなかったのですが、親しい方のご好意により「劇場版・魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」のパンフレットを譲っていただきました。ぼくの鑑賞初日感、その翌日の感想はすでにこのブログに掲載しましたが、…
昨日・おとといはこのブログ初期の(二年半前になる)記事の再録で済ませたくらいで、率直に言って疲れている。このブログはどの記事も1000文字と決めているが、今日は書くことがなくなったら(なくはないのだが、その気力がなくなったら)そこまでで切り上げよ…
おそらくフランスのロックなど聴かないという方が多いと思われる。フランス・ギャル、ミシェル・ポルナレフ、ヴァネッサ・パラディ(レニー・クラヴィッツ絡みだが)など、日本でも人気が出るポップス歌手など10年にひとり現れればいいほうだ。 だがフランスに…
「世界初の長篇劇映画」の記事は先日掲載したが(D.W.グリフィス「国民の創生」米1915)、今回は「映画史上初の長篇記録映画」のお話。 短篇記録映画なら映画の発明とともにフランスのリュミエール兄弟が「汽車の到着」「工場の出口」1895などを製作している。…
さてジョン・レノン全訳詞も完結した。予想以上に後期作品への当惑がコメントに寄せられた。訳者も同感で「ヌートピア宣言」以降の作品がこんなに「ジョンからヨーコへ」一色とは思わなかった。あらためて整理してみよう(原題略)。 ○ジョンの魂(プラスティッ…
62『ディア・ヨーコ(愛するヨーコ)』 'Dear Yoko' 何年も一緒なのに 一日でもきみがいないと寂しい 今きみがここにいないというだけで 愛するヨーコ (アルバム「ダブル・ファンタジー」より・抄訳) 69『ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』 'Here We Go Again' …
63『アイム・ステッピング・アウト』 'I'm Stepping Out' 朝起きるとブルースがいっぱい どうしてなんか訊かないでくれ 台所で煙草をふかして 心配事を吹き飛ばす ぼくは飛び出す ぼくは飛び出す ぼくは飛び出す ぼくは飛び出す (アルバム「ミルク・アンド・…
まだ遠視用の眼鏡が出来てこない。こういう時は文献の引用や翻訳はしんどいから気楽なエッセイなら目の負担も軽いのだが、たいした話題もない。もし失明したら公的文書以外は口述筆記ですらも何も書かないだろう、と思う。 近松秋江やジェイムズ・ジョイスは…
56『スターティング・オーヴァー』 '(Just Like)Starting Over' ぼくらふたりの人生はとびきりのもの ぼくらは成長してきた ぼくらは成長してきた ぼくらの愛は特別なものだけど またふたりきりで飛び立たないか どこかへ (アルバム「ダブル・ファンタジー」…
「映画史上初の長篇劇映画」という知識はどのくらいの一般常識なのだろう?実際には解答にも諸説あって、重箱の隅をつつくような複数回答もあるのだが、内容・手法・規模・長さ・興行的成功・後世への画期的な影響力で確実にその条件を満たすのはこれだ。こ…
51『夢の夢』 '#9 Dream' もう昔のこと あれは夢? あれは夢? でもぼくにはわかる そうぼくにはわかる あれは現実のよう ぼくには現実のようだった 熱く囁く木立を抜けて 通りを歩いていたら ぼくには聞こえてきた(聞こえた 聞こえた 聞こえた) だれかがぼ…
チャップリン作品を除けばサイレント・B/W時代の映画の代名詞となるほどの知名度を誇るドイツ映画。それが「カリガリ博士」'Das Kabinet des Dr.Caligari'で、この映画の世界的ヒットは両大戦間の文化的事件と言ってよい。こんな病的な実験映画がなぜ見世物…
46『愛を生きぬこう』 'Going Down On Love' 膝まずくんだ 膝まずけ 膝まずくんだ 膝まずけ 愛のため 愛のために もっともっともっと 現実までが変になり きみには手に負えない 愛する人が去ってもなんとかしていくんだ そして夜の灯りに狙いをつけろ きみに…
40『インテューイション』'Intuition' 名案がある、直感に頼るんだ 楽しもう、でもぼくは みんなの迷信などまるで 理解できやしない それじゃ自殺行為 毎日人生を楽しもうと 一生懸命なのに そして夜に悩みと闘えば 魔法の音楽がぼくに 希望をくれる 直感が…
…救急車はあまりに快適で驚いた。赤信号も渋滞も退けているんだから運転がスムーズなのも当然だが、ベッドの枕が車体全体の中心の位置なので、頭への震動が一切ない。窓の覆いの隙間を流れる夜の灯りが色とりどりの虹のように綺麗だった。 救急車は快適だっ…
34『マインド・ゲームス』 'Mind Games' ぼくらはマインド・ゲームで 壁を取り除き種を植える ぼくらはマインド・ゲリラを演じながら 世界に平和をもたらすマントラを追う ぼくらは永遠にマインド・ゲームを遊び続ける 異端教徒だってヴェールを脱ぐだろう …
30『血まみれの日曜日』 'Sunday Bloody Sunday' 血まみれの日曜日だった 人々は銃撃され 13人の殉教者の叫び声が フリーデリーの空気を満たした きみたちのなかにひとりでも彼らが 悪かったと思うか? 兵士たちは無傷だった 彼らは知らされなかった 葬儀が…
ポピュラリティでは大島渚一世一代の名作かもしれない。それまでの大島作品は「日本春歌考」「無理心中・日本の夏」「絞死刑」「新宿泥棒日記」など一作一作趣向を凝らした作品ばかりだった(次の「少年」も含めて60年代後半5年間だけで10作)。 しかし執筆3年…
27『女は世界の奴隷か!』'Women Is The Nigger Of The World' 女はこの世の黒人 そう黒人さ 考えてみなよ 女はこの世の黒人 考えてみなよ なにができるか おれたちは女に顔を塗らせて踊らせる 女が奴隷じゃなく恋もすると言えば 女が主張すれば男になりたい…
今までご紹介してきた映画は大体いやな感じの作品が多いが今回は格別で、18禁ばかりかはっきりと病んでいる。それもどこか胡散臭く、これはアート・ムーヴィーを装ったホラー映画なのではないかと思う。実際、スウェーデンの巨匠イングマル・ベルイマン(1918…
22『真実が欲しい』 'Give Some Truth' もううんざりだ やつらの心と視野の狭さには 欲しいのは真実 真実をおくれよ 読み飽きたんだ神経症でスキゾイドで豚並みの頭脳の政治家の話は 欲しいのは真実 真実をおくれよ (アルバム「イマジン」B面より・抄訳) 23…
17『イマジン』 'Imagine' 想像してごらん天国などないと その気になれば簡単さ 足元に地獄などなく 頭上には空があるだけ 想像してごらん人々みんなが 今日のために生きていると 想像してごらん国家などないと そんなに難しくはないさ 殺し殺されることもな…
11『思い出すんだ』 'Remember' 思い出せ若かった頃を ヒーローは決してつかまらず いつも逃げおおせたね 思い出せいつもあの男が きみのものを奪い去って とても悲しかったのを もしも気持が変えられて そんなことを忘れられるなら 思い出せ 思い出すんだ …